「仙骨」という言葉にひかれＭＲＴ仙骨治良を受け本物を識る

●「仙」という文字にとても新鮮感を覚えた学生時代

　私は１９９２年に初めてＭＲＴ仙骨無痛良法（仙骨無痛療法）に出会いました。

　当時、私は大学入学前に東京で予備校生活を送っていましたが、体調がすぐれない日々が続き、軽い腸炎を起こし、これを機に「自分自身で体調の管理をしなくては」と考え、書店で様々な健康法の本を探したことが思い出されます。

　まず、股関節の歪みを取れば病気が治るといった内容の本を買い求め、本に載っている内容の通りに体操を続けてみましたが、特に大きな変化は感じられませんでした。

　その後、大学に進んだ頃に仙腸関節を調節する健康法という内容の本を購入し、やはりしばらくは試してみたものの、いずれの治療法もお金を払って通ってみようという気持ちにはなりませんでした。

　
　ただ、古い文献や考古学的なことに関心が強いせいか、「仙」という文字が使われた骨が人体にあることを知ったとき、私にとっては何か特別な響きがありました。

　やがて地元に戻って役所勤めをすることが決まって一年も経たない頃に、内海先生のご著書「『仙骨』に無痛ショックを与えると病気は消える」を書店で購入したことがＭＲＴに出会う切っ掛けとなり、「中心感覚を磨け」も読ませて頂き、さっそく「行ってみよう」と思い立ち、初回予約をとりました。私にとって、ご著書の内容は非常に新鮮な感動があったことを今でもはっきりと覚えていますし、いまだその感動は薄らいでいません。

●本物と出会えた喜び

　ＭＲＴ仙骨無痛療法を受け始めるにあたって、特に深刻な症状はありませんでしたが、「歯や目が良くなるかもしれない」と考え、また私は背が低いので「まずは仙骨を調整して、骨格の歪みを良くしよう」といった期待を持って通い始めました。

　初めて治良を受けた日の夜、布団に入り多分夜中だったと思いますが、仙骨の辺りがはっきり「ボキッ」と鳴り、目が覚めました。

　そのとき、「あっ、このＭＲＴ治良は何か違う。本物だ、本物だ！」と無性にワクワクした気持ちになりました。このときの感動があったので、今日まで通わせて頂いているのだと思います。

　その後、心身の変化については、いくつもの印象に残ることがありましたが、ＭＲＴ治良を受け始めて２年目の春先になる頃、ある休日の朝、目覚めると右の耳に水が入ったような感じでよく聞こえず、かすかに痛みもありました。

　「風邪でもひいて熱で炎症を起こしてるのかな」と思い、一日休んでいたのですが、そのうちに痛みが強くなり、とうとう膿が出始めたのです。

　翌日になっても痛みが引かず、そのまま出勤し、合間をみて耳鼻科で診てもらったところ「鼓膜に穴が開いて炎症を起こしている。手術の必要がある」とのことでした。その日はそのまま家に帰り「身体にメスを入れるのは嫌だ」と思いながら横になっていました。

　一方、「これはＭＲＴでいう逆行現象かもしれない。とにかく仙骨に意識を向けていよう」という思いも湧きあがっていましたので、仰向けに寝たまま足踏みをするような動作を続けていると、いくらか痛みが和らぎ、気持ちが落ち着いてくるのを感じました。

　このような症状が数日間にわたって続きましたが、年度末ということもあり仕事は休めず、右の耳が聞こえないまま「治らなかったら」という不安は確かにありました。しかし「細胞レベルで、何か修復しなければいけないものが耳にあり、聴くという機能を休ませてでも修復することに専念しているのだろうから、もう少し様子を見てみよう」という気持ちのほうが上回っていました。

　やがて、耳の症状が落ち着いてくるにつれ、中学２年生の頃に中耳炎になったことが思い出され、そのときに治りきらないものが逆行現象となって今現れてきているのだなと納得がいきました。

　このような変化が他にもいくつかありましたが、内海先生のご著書や『月刊ＭＲＴ』を読んでいたお蔭で、何か症状が出て来ても「あのときの逆行が出ているのかな」と、たいして慌てることもありませんでした。もし、医者にかかることしか知らない、以前の自分であったら、おそらく動揺してしまって「もう駄目だ」と平静でいられない状態になってしまったに違いありません。これは何ごとにも替えがたいもので、これだけの大きな安心感を得られるのに、このリーディング料金は間違いなく安いと感じたものでした。

●中真感覚で自分を見つめることでの気付き

　私は出生時に、幽門が閉鎖している未熟児として生まれ、間もなく手術を受けました。

　お腹には今でも手術痕が残っています。２、３年前になりますが「これが意味することは？」と自分に問いかけてみました。

　はっきりと理解できたとは言えせんが、両親をはじめとする周囲の人間に対して「甘えたい、気にかけてほしい、構ってもらいたい」という想いが強いあまりに「自分の身体に傷をつけてまでも、そのような状況を望んだ自分」が過去にあったのではないだろうかと直感したのです。

　何しろ生まれて１週間も経たないのに手術まで受けなければならない状況だったので、「過去世で決めて来たこと」というものが存在するのは本当かも知れないとつくづく感じています。

　以前の自分であれば、「常に元気の良い姿」を理想とし、人当たりも良くしなければいけないと考えていた時期があり、自分を何事にも明るく積極的な人間に変えなければいけないと思い込み、自分に無理をしていた時期がありました。

　そのような考えが、ＭＲＴを続けるうちに段々薄れはじめ、素直に自分を出すことのほうが大切だと感じるようになって来ています。

　しかし、まだまだ単なるわがまま勝手な自分と混同して出してしまうこともありますので、これからも自分らしさに一歩ずつ近付いていきたいです。

●時代の大きな変換期だからこそ、真の自分で歩んでいきます

　「将来、仕事をやめるようなことがあっても、ＭＲＴをやめることはないだろう」というのが私の率直な心境で、治良に通うことに対しても病気治しではなく「行きたいから行く」という感覚が一番しっくりきます。自分の理解に結び付けたことが、日常生活や仕事に自然に生かすことが大切なのだと考えＭＲＴを学び続けて来ました。日常でそれができたという実感があるときには、スーッと力を抜いた行動ができ、とても心地がいいのです。

　私の勤務先では、数年ごとに所内での異動があり、今回、防災関係の部署に就くことになりました。昨年から「自分が本当にやりたい分野の仕事は何か」とじっくり考えてきたことが現象となったのだと思います。仕事の必要上、地質学的な研究をはじめ、気象、天文分野の研究機関との連絡も多い、様々な自然現象を真剣にとらえることができる職場です。

　仕事を通じてシミュレーションを続けていくことにより、今まで以上に理解を深めていきたいと思います。

　また、気付きがあったことを取り上げて満足することにとどまるのではなく、あくまでも担々と歩みを止めずに「中真感覚」で生きていきたいと思います。

　内海先生、ＲＴの先生方、スタッフの皆様、今後ともよろしくお願い致します。

★体験談は個人の感想であり、ＭＲＴ仙骨治良（仙骨無痛療法）による効果を説明するものではありません。