仙骨とは | 仙骨の役割と影響について
仙骨について
仙骨の役割と影響について
『 仙骨 』 は下記のように重要な「役割」や大きな「影響」を与える重要な部位です。
整体や接骨、その他療法においても、理解や経験なくして、軽々しく扱うことは控えなければなりません。
MRTでは創始者の内海康満先生の元、月1回以上の研修を行なっています。
さまざまな事例や症例について研究し、常に最新の理論と技術を導入し、仙骨の治良についての注意を心がけています。
『仙骨』の役割
科学が発達し、人間と同じような二足歩行のロボットができても、人間ほど上手に歩いたり、まして走ったりはまだできていません。両者には決定的な違いがあります。
それは、人間は 「 生きている 」 ということ、そして生きているものはすべて固有のバイブレーション(振動)を発しているということです。
勢いよく回転している「コマ」は、一見、静止しているように見えるものですが、これと同じことが人間の身体にも当てはまるのです。
例えば、コンパスで円を描こうとする時、その先端の針とエンピツの個所を動かしてコンパスを広げますが、このとき上部の留金(支点)の部分がまず動かなければ開きません。
それと同じように人間の足が動く時にも、実は足の付け根、つまり骨盤から動き出すのです。そして、さらにその前にまず骨盤の中心にある 「 仙骨 」 が行動を起こしているのです。
その際に、もし仙骨が正しいバイブレーションを発していないと、コマの回転が悪いのと同じで、人間はヨロヨロした歩き方しかできません。
コマの心棒が曲がってしまうとその回転が不安定になるように、人間の中真(中心)である 『 仙骨 』 が変位を起こすと、そのバイブレーション機能が低下し、病気やさまざまな症状など、不安定要素が発生するのです。
『仙骨』が人体に及ぼす影響
仙骨と蝶形骨の関係を表した
MRTオリジナルモデル
人間には、プラスチックやセラミックなどの人工物で代用できない骨が二つあります。
それが「蝶形骨(頭蓋骨を構成している骨のひとつ)」と「仙骨」です。そして、この二つの骨を繋いでいる形で脊椎が存在しています。
仙骨と蝶形骨の関係を表したMRTオリジナルモデル 蝶形骨を簡単に説明すると、全身のホルモンのバランスをつかさどっている器官(脳下垂体)がぶら下がっている骨です。
つまり、蝶形骨は、ホルモンのバランスにも密接に関わってきます。
この「仙骨-脊椎-蝶形骨」の関係をわかりやすくたとえると、「皿回し」のような関係です。 曲芸師の手元(仙骨)が正しく動いているときはお皿(蝶形骨)も正常な状態ですが、その動きに歪みが生じるとホルモンのバランスも崩れてしまいます。